小田急電鉄株式会社(以下、小田急電鉄)は、新宿を起点に、箱根の玄関口である小田原までを結ぶ「小田原線」、湘南エリアに至る「江ノ島線」、多摩ニュータウンに至る「多摩線」の3路線、計120.5km(全70駅)からなり、1日約210万人のお客さまにご利用いただいています。
副都心「新宿」、住宅街「世田谷、新百合ヶ丘」、業務都市「町田、本厚木」、観光地「箱根、江の島」など路線長が長いが故に様々な特色あるエリアがあることが特徴です。
グループ会社も100社程度あり、不動産、流通、ホテル、をはじめとして数多くの業種でサービスを提供しています。
―Mamoru PUSHのワンタイムQR認証を採用いただいたお取り組みについてお聞かせください。
小田急電鉄では、「会いたいときに、会いたい人に、会いに行ける」世界を目指したいと考えています。その解決策の一つとして、MaaSに取り組んでおり、MaaSアプリEMotを開発しました。Colorkrew様とご一緒しているのは、そのMaaSの実証実験のうち、郊外型MaaS「バス無料チケット」の提供とMaaS×生活サービスの「飲食サブスクリプション」の取り組みです。
郊外型MaaSでは、商業施設「新百合ヶ丘エルミロード」で2,500円以上(税込)購入していただいた方に、新百合ヶ丘駅を発着する小田急バスの往復無料チケットを発行しています。商業施設では、買い物をすると駐車場料金が無料になるサービスはカーユーザー限定の優遇です。これをバス利用者にも広げたい。そして、自動車がなくても不自由しない暮らしの提案と、慢性化している駅前の道路混雑にも対策を講じたいという想いがありました。
ここで、バス無料チケットといういわば金券をセキュアにユーザーに提供するにあたって、Mamoru PUSHを活用しています。
また、MaaS×生活サービスでは、毎日の食事を、改札前にてキャッシュレスで受け取れるサービスとして、新宿駅と新百合ヶ丘駅の箱根そば、おだむすび、HOKUOで使える、1日1回500円相当のサービス提供が受けられるチケット「飲食サブスクリプション」を販売いたしました。箱根そばにおける商品提供については、Mamoru PUSHのQRを読み込むことで、我々のMaaSアプリEMotで、好きな商品を選択でき、店舗のプリンタから食券出てくるという仕組み。2020年10月末で実証実験は一旦終了しましたが、来年以降、バージョンアップを検討しています。
―Mamoru PUSHを導入いただく前に抱えていた課題は?
郊外型MaaS「バス無料チケット」では、これまでバス無料チケットの配布を、紙のQRをアプリから認証することで発行していました。QRは定期的に更新していましたが、セキュリティ面で課題であったことに加え、都度、紙のQRを店舗に郵送していたので、手間と運用コストがかかっていました。また、郵送が遅れてチケットが発行できないトラブルも発生したこともありました。
MaaS×生活サービス「飲食サブスク」についても、元々、紙のQRを認証し、アニメーションチケットを各店舗の販売員に見せることで、運用していました。対象店舗である箱根そばについては、通常、券売機で食券を印字し、注文管理をしていたのですが、アニメーションチケットだと、現場に証跡が残らず、多品種の商品を提供できない状況でした。
そのため、「かき揚げそば・うどん」に限り提供していたのですが、お客様から「胃がもたれる日もあるから、あっさり系の商品にも対応してほしい」などの声をいただき、店舗のプリンタ接続が必要になったことと、それに伴い、ユーザー一人一人にユニークなQRを認証してもらう必要が出てきたため、Mamoru PUSHのワンタイムQR認証の導入を決めました。
―今回のお取組みの展開で、貴社内で変化や反応はいかがでしょうか?
バス無料チケットも、飲食サブスクも、現場から非常に評判が良いです。
バス無料チケットにおいては、紙でのQRのやり取りが不要になったことに加え、セキュリティ面が強化されたので、コスト削減とバリューを同時実現することができました。また、読み取りエラーがほぼ起きないことも、評価が高い理由だと思います。
飲食サブスクも同様に、把握している限りトラブルは一度もなく、現場ニーズに応えた上で、安定的にチケット印字が可能になったので、実証実験は成功に終わりました。
どちらの取り組みにおいても、Colorkrew様の技術力を高く評価しています。また、相談した時のソリューションの内容、開発のスピード感、アプリケーションの完成度、それに対してのコスト感。褒め過ぎかもしれませんが、本当に素晴らしいと感じています。
―EMotをご利用されるお客様からの反応はいかがでしょうか?
EMotのサポートセンターへのご意見の内容が変わりました。実証実験の継続を望む声や、他エリアへの展開を検討して欲しい、という声をいただくようになりました。
また、EMotアプリはこの11月に大幅なリニューアルを行いました。今後、ユーザーの方がより便利に、そして、それぞれの地域に寄り添ったサービス価値を提供していきたいと思っています。
―今後Mamoru PUSHと、Colorkrewに期待することは?
今回の取り組みは、小田急沿線内で拡大していく意向です。今の高いサービスレベルを維持して、このままお付き合いいただきたいです。
また、EMotでは、地方交通事業との連携機会が今後どんどん増えていきます。
地方ではPASMO、SuicaのようなICカードに対応していないところもあるので、QRの使い方やデザインが、エリアのMaaSの良し悪しを左右する場合もあります。
その際のパートナーとして、単に商品提供というだけでなく、サービス設計や構想の段階でも、ぜひお知恵を貸していただきたいと思っています。
EMot公式HP:https://www.emot.jp/
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パスワードのみを利用した認証の方法は、
ユーザビリティとセキュリティ、どちらの観点でも破綻しつつあります。
ログイン認証が必要なサービスの利用が多い
1人平均14サイト
使いまわしているパスワードが多すぎる
1人平均3個
ID/パスワードの組合せが大量に流出
約150億件※1
パスワードの管理コストが膨大
約100億$※2
※各数値ともに自社調べ。※1:過去の事件で漏洩し蓄積された数。※2:アメリカ国内で年間あたり。
2要素認証とは、以下の要素のうち
種類の異なる2つの要素を組み合わせて認証する安全性の高い仕組みのことです。
例:PIN、パスワード
例:スマートフォン、ハードウェアトークン、乱数表など
例:指紋、手の静脈パターン、顔認識
256bitセキュリティー
鍵長が長く2の256乗の組み合わせを計算する必要がある。
通常は2の128乗の128bitセキュリティーの水準である。
2種類のトークン照合
2種類の桁数が長いトークン(特定時間内に1度しか使えないPW)を照合しているため、仕様の解析が困難かつ時間内のトークン計算が不可能。
第三者診断で高い評価
セキュリティー診断を三社に依頼。認証自体に関する指摘はなし。
サーバーの設定に関する影響の低い指摘があったが修正済み。
フィッシング対策として有効
Mamoru PUSHは、認証の待ち受け時間の制限と、認証するクライアント環境を記録しているため、
いつもと違う環境からの認証時に警告を出しユーザーに注意喚起を行っています。
IDとMamoruアプリを連携させるため
QRコードを読み取ってアクティベーションします。
ログイン画面からIDのみ入力しログインボタンをクリックするだけ。
アプリ側でログイン待受を開始します。
Mamoru PUSH連携したスマートフォンにプッシュ通知が届きます。
通知をタップするだけでログインが成功します。
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